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配管工事業の概要
配管工事業とは
普段何気なく利用しているさまざまな建築物には、私たちの目にふれないところに数えきれないほどの配管設備が縦横無尽に張りめぐらされています。配管工事業とは、そうした建築物の給排水衛生設備、防災、空調設備といった配管工事を専業とする業種です。建築物に安全性と快適性をもたらすために、建築物に生命を吹き込み、健全に維持することが私たち配管技能士の仕事です。
近年、経済社会生活の高度化、複雑化にともない、また環境への配慮が重視されるようになるとともに配管工事業の重要性もますます増しています。オフィスビル、マンション、病院、ホテル、空港などの公共施設、ショッピングセンター、地下鉄やその他の駅の施設、さらに、家庭の水まわりの修理、トイレ、バスルーム、キッチンのリフォームなどと幅広く、配管工事にまつわる多くが社会と暮らしに欠かせないものばかりです。
私たちは配管工事業を通して、社会の期待に応えられるよう、技術を学び、あるいは伝承し、高機能な社会の構築を支え続けます。
配管工事の主なフィールド
空気調和設備
近年建築物に空調(エアコンディショニング)設備は欠くことができません。常に館内の温度や湿度を快適なものに保つために一連の空気調和設備があります。
建物内部には、冷・暖房の為の冷水や温水を循環させるための配管が縦横に走っています。冷凍機やボイラーから各部屋の空調機へ安全に、そして確実に冷温水、蒸気、冷媒などを供給することが配管技能士の仕事です。
また、冷媒を利用した空冷式のヒートポンプエアコンは、ビル設備の制御や監視を総合化した人と地球環境に優しいマルチ空調技術によって実現しており、このマルチ空調の快適さを裏で支えているのが、冷媒、または冷媒配管であり、冷媒を循環させて供給する大切な役目も私たちの技術が担っています。
給排水衛生設備
衛生設備
人が利用する建築物で無くてならないもの。飲料水や給湯、バス、トイレなどの給排水を一手に引き受けるのも配管工事のフィールドです。それらの配管経路を構築していく仕事は、建物の設備の基盤となるものを手がける、文字通り縁の下の力持ち的な役割。万が一のトラブル発生は許されない、高度な技術が求められます。
防災設備
建築物には、防災のための諸設備の設置が義務づけられています。例えば、天井から覗いているスプリンクラーは、貯水槽に至る長大な配管が天井裏や壁に隠れています。その他、産業設備、公共施設、公園施設、工場の生産設備などにも複雑な配管が施されているなど、水や空気をつなぐ領域では、必ず配管工事が付随しています。
その他の産業設備、
公共施設
各工場の生産設備には複雑な配管がなされていますが、これも管工事業の分野です。また公園やいろいろな建物の空間に設置されている噴水など、水や空気を運ぶ工事が必要な領域では必ず配管工事が付随します。