関西配管工事業協同組合は、平成8年9月に関西配管工事業協会を前身として設立されました。
これまでの諸先輩方の努力により順調な活動を続け、平成29年1月27日には、「組合設立20周年記念祝賀会」が盛大に執り行われました。そして、同年6月の役員改選により、不肖私が5代目の理事長としてその襷を受けることになりました。
私たちが身を置く建設業界は、ここ数年、仕事量は増加傾向にあり、この追い風は継続すると見込まれます。しかし、その一方で建設業界の職人不足は好転しておらず、私たち配管工事業における課題でもあります。当組合では、多くの若者が夢と希望を抱くことができる業界を目指して、職場環境および待遇の大幅改善、女性および海外人材の積極的な採用に努めます。また、全国の組合に先駆けて一級配管技能士の養成講座により国家資格取得の道を開くほか、人材の融通を円滑にし、業界の情報をつなぐITシステムの構築、高等学校や職業訓練学校への技能指導、大手ゼネコンとの意見交換会など、当組合ならではの取組みも推進。設立以来の主たる目標となる「技能の伝承と若手技能工の育成」を変わらぬ命題とし、人が根ざす環境整備に率先して取り組み、組合員しいては業界全体の活性と将来に貢献して参ります。
当組合は、これからの配管工事業の先導役として、現場で汗する配管工が誇りを持って一生を通して働くことができる、魅力ある業界づくりに邁進いたします。関係各位のさらなるご理解とご協力をお願い申し上げます。